たおか農園ストーリー

たおか農園は浦河町でイチゴをメインに、スイートコーンミニトマトきゅうり等を栽培しています。

平成26年、家族(娘が小5、息子が幼稚園の年中と、愛犬11歳と、夫婦の5人と一匹)で札幌から浦河町に移住してきたました。新しい土地、知り合いが居ない環境の中、引越し後すぐに、近隣の農家さんで夫婦揃っての研修が始まり、子育てと、自分達の研修で、なかなか、大変だった事を覚えています。

その際に、研修先のご家族の皆様や、お隣の牧場様、同じ自治会の皆様、浦河町役場の皆様、他沢山の浦河町の人たちに、移住してきた私達家族を、温かく迎えてくださり、親切にしてもらい、本当にお世話になりました。お陰様で、研修の終わる頃には子ども達も私達もスッカリ浦河の生活に慣れ、楽しんで暮らす事ができていました。家族みんなで、浦河町や、関わって頂いた浦河町の皆さんに感謝の気持ちを持てた事も、移住して良かった事の一つです。


平成27年に研修を終え、ついに新規就農しました。
夏イチゴ農家として、夫婦で、時には、子ども達に手伝ってもらいながら、朝早くから、夕方まで、大変だけど、充実した日々が始まりました。札幌から父、母、兄弟や親戚、友達も応援に来てくれたり、研修先も手伝ってくれたり、皆さんの力を借りてのスタートでした。

就農当初は、ただガムシャラで、必死なだけだったのですが、数年かけて、自分達らしさ、自分達らしい生き方、自分達らしい農業を考えられるようになり、現在は、イチゴだけではなく、ハウスを建てて、少量ずつですが、スイートコーンやミニトマト、きゅうりやインゲン等も栽培しています。
子ども達も安心して食べられるように、栽培時に農薬を使わず、また、収穫も一番美味しい、『熟した時』の収穫を心がけています。

私達の農園を選んで、イチゴや野菜を購入して下さるお客様、インターネットを通じてのお客様、応援して下さる浦河町内のお客様などなど、イチゴや野菜がくれた沢山のご縁にいつも感謝の気持ちでおります。
イチゴ農家になって、お客様から『記念日なんですけど、イチゴありますか?』と言われる事が多く、皆さんのお祝いの日に、寄り添える気持ちになり、私共も嬉しい気持ちで、イチゴ農家になってよかったと思える瞬間です。

ここに至るまで、連作障害や作物の病気、農薬を使わずに栽培しての失敗や、夫婦2人でのビニールハウスの建設、気温の低い日が続き作物が凍ってしまったり、大変な事も沢山ありましたし、まだまだ、発展途上の新規就農者なので、今も大変な事は沢山ありますが、これからも、美味しい、安心な野菜とイチゴを作る為、精進していきたいと思います。

       
毎日農作業に、子育てや日々の生活に、バタバタしているたおか農園ですが、
関わってくれる沢山の人達や、太陽、風、土、水や受粉してくれるミツバチ、自然の力にも感謝して、楽しく、温かい気持ちで農作業をしていきたいと思っております。

田岡 秀幸

1986年生まれ。趣味:釣り、スポーツ
2013年に勤めていた会社を辞め、経営者になりたい夢を叶える為2014年に札幌から浦河町に。1年の研修を経て新規就農イチゴ農家としてスタート。令和2年から冬イチゴを栽培。

就農4年目に家の農地に夫婦でビニールハウス3棟建て春にトウモロコシ・豆類、夏にトマト類・豆類・野菜等、秋冬にレタスを栽培。

直売所や地元で手売りにより、直接お客様からお喜びの声をいただいたり、笑顔をいただきとても感謝しております。

美味しく新鮮で農薬を減らした作物を生産していく為精進してまいります。

  • No プラスチック

    No プラスチック

    当農園ではプラスチック削減を目標にしております。
    イチゴパックを出来る限りプラスチック→紙袋に、梱包資材を紙、若しくは段ボールを使用しております。

  • 減農薬で甘くておいしいいちご

    減農薬で甘くておいしいいちご

    当地域での農薬散布指導は夏場に1週間〜10日間に一度100坪ハウス1棟に約100ℓ農薬散布します。一ヶ月で3〜5回散布します。
    病気や害虫が蔓延してしまった場合は1週間で3回散布します。
    当農園では1ヶ月に2回以内、一度に100坪ハウス約60ℓ農薬散布を目指しております。
    防除機を手持ち噴霧機から門型噴霧機にし、農薬が病害虫にかかるように、葉っぱを少なくし、天敵を使用し、農薬を減らす事が出来てます。

  • 栽培中農薬を使用しない春野菜

    栽培中農薬を使用しない春野菜

    当農園では春野菜のメインであるスイートコーンに栽培中農薬を使用しておりません。花粉が終わると雄穂を切り落とし、害虫を寄せ付けないようにしてます。
    アブラムシがついてしまった場合、酢やコーヒーの汁を希釈し、自然農薬として散布しています。